246.国士・安倍晋三、訪韓の理由。国家のために身命をなげうって尽くす人物が他にいるのか。

  1. 国士

国家のために身命をなげうって尽くす人物。憂国の士。(デジタル国語大事典)


残念なことだが、今時の世の中に、本物の国士たる人物はそうそう見当たらない。

「国家のために身命をなげうって尽くす人物」というのを私的に換言すると

「それが国家のためならば、たとえ身内・側近・国民に誤解され批判され、築き上げてきた名声を失ってでも、リスクを取って敢然と立ち向かう人物」

ということになろうか。

安倍総理が平昌五輪の開会式に出席する意向を示したことに対して、安倍支持者のみならず身内の自民党及び安倍親派、そして国民の多くが反対の大合唱である。

確かに憂国の士・安倍晋三らしからぬ決断である。
あらゆる諸般の情勢を熟慮した上でのギリギリの決断であろうし、一歩誤れば政権基盤を揺るがしかねないリスクを背負った決断であることは間違いない。

開会式が行われる2/9までに、まだ時間はある。側近・親派のみならず国民は官邸メールなどの手段を講じて、ギリギリの段階まで訪韓阻止に動くことになる。

文在寅の日韓合意破棄とも受け止められるいつもながらの優柔不断な韓国側に対して、わが国は毅然とした姿勢を貫き通すべきであるとの意向が大勢を占めていた。

だが、ここにきて安倍総理は急遽方向を転換し、なぜ訪韓を決断したのか。その理由については諸説あるが、いずれも推測に過ぎない。

周囲の反対や批判を覚悟した上での安倍総理の決断はこれが初めてではない。過去にも何回もあったことである。

拙ブログでは、保守層、とりわけ安倍支持層が安倍批判に流れるときは決まって安倍擁護論を張ってきた。

それは、政治家・安倍晋三総理が、日本の政治家としては類い稀な国士であると見ているからに他ならない。

安倍総理の政治的決断の意図を推し量る時、大方の意に反してなぜこのような決断をしたのか、という理由を見出だすときには、物議を醸している表の事象だけを見て混乱していても、核心はつかめないだろうと考えているからだ。

政治家・安倍晋三の決断を理解するには、安倍晋三の人間的要素を見なければ難解であるのかも知れないが、そこに答があるともいえるのではないだろうか。

国民は、またしても国士・安倍晋三の術中に嵌まっているのかもしれない。
そうでないかも知れないが、その時の覚悟もした上で敢えてリスクを取って、賭けに出ているように思えて仕方がない。

産経新聞・阿比留瑠比論説委員の見解が、核心であろうと見ている。
なぜなら阿比留氏の見解には、下した決断の背景を、安倍総理の人間的側面から見ているからである。

「…リスクを取ることをいとわず、批判を覚悟して為すべきことを為そうとする「『政権を担う者の責任』(安倍首相)だった。」

これぞ、国士たる所以である。

安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席、リスクを取ったぎりぎりの決断 「慰安婦の日韓合意を終わったことにさせない」


韓国が、条約にも等しい日韓慰安婦合意をないがしろにする中での安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席をめぐっては、首相官邸や外務省の幹部にも慎重意見が根強かった。また、首相の支持者の間でも反対論が圧倒的だったにもかかわらず、首相があえて出席を決断したのはなぜか

今回の産経新聞のインタビューや、首相の周辺取材を通じてみえてきたのは、リスクを取ることをいとわず、批判を覚悟して為すべきことを為そうとする「政権を担う者の責任」(安倍首相)だった。

 「韓国の文在寅大統領は日韓合意をおとしめ、日本に新たな措置を求めることを表明して、それで話を終わらせようとしていた。そうはいかない。安倍首相は文氏に、合意を履行して在韓日本大使館前などの慰安婦像を撤去しろと言う」

 首相周辺は語る。大統領選で、合意見直しを公約していた文氏の国内世論対策に日本政府は付き合わず、あくまで誠実な合意履行を突き付け続けるということである。それも、文氏にとって晴れ舞台となる五輪の機会に、最高の見せ場であるはずの首脳会談でだ。

 文氏の国内向けの「日本に言うべきことを言ってやった」というパフォーマンスを許さず、韓国には約束を果たす義務があると内外に示す狙いがある。

 また、五輪開会式の前には、やはり式に出席する米国のペンス副大統領の来日が予定される。この際にも安倍首相は会談や夕食会などを通じ、日韓合意の経緯や日本の立場をじっくり説明する考えだ。緊密な日米関係を背景に、ペンス氏と歩調を合わせ、文氏に合意履行を迫ることになろう。

 「実は、米ホワイトハウスからも、安倍首相に開会式に出てほしいという強い要請があった」

 政府高官はこう明かす。韓国に対し、行き過ぎた対北朝鮮融和政策に走らないようクギを刺したい米国が、パートナーとして安倍首相を指名した形だ。そしてそれは、最大限に対北圧力を高めたい日本政府の思惑とも一致する。

 五輪開会式に出席する各国の首脳は、ごく限られている。その中で、日米の首脳がそろって日韓合意の履行と北朝鮮への圧力堅持を要求すれば、韓国に対する強いメッセージとなる。

 ただ、事がうまく運ばない場合は訪韓は韓国にこびた姿勢と受け取られ、厳しい批判を浴びかねない。行くにしろ行かないにしろ、ぎりぎりの決断だったのだろう。

(阿比留瑠比)



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