210.保守二大政党時代の幕開け。両刃の剣、小池百合子。

小池百合子の思惑は予想を遥かに超え、激震となって政界を席巻し始めていた。
まだ解散直後だというのに、この激震を過去形にした理由は後述する。

この選挙戦を「安倍vs小池」の構図に仕立て上げたことによって想定外の展開に発展してきた。
これは与党・自民党のみならず反日政党と維新を含む全野党にとっても大きな誤算となって襲いかかってきたのである。

しかしこの激震は、メディアや反日勢力が飽きもせずに御託を並べていた解散に対する的外れな批判…「大儀なき解散」「モリカケ隠し」「北の脅威の最中云々…」

不都合な解散を批判している内は、戦局を舐めていたが、小池インパクトによってこれらがどこかに吹き飛んでしまい、他人事ではなくなってしまったのである。

一方与党側にとっても、今持ち出す必要がない消費増税を争点にしたことは明らかに失敗だったが、これさえも印象が薄れるほどのインパクトを与えたのが小池新党ショックだった。
拙ブログでは、この現象を以後「小池インパクト」と呼ぶことにする。

政界はこの数日間で小池百合子を中心に回り始めた。小池のメディア戦略の巧みな演出力は、既に昨夏の都知事戦で実証済みであるが、さすがに今回の解散については小池の思惑が外れ準備不足は否めなかった…というのが実態だったであろう。

しかしこれを一挙に覆したのは、25日の結党宣言とそれに続く26日の結党表明会見であった。

役不足の若狭や細野を「リセット」し「小池の主役党」をアピール、2月頃から用意周到に準備されていたプロモーションビデオや念を入れて早くから商標登録しておいたネ―ミング´希望の党´の披露。
それに加えていつものことながら、パンダ名の公表や安倍総理の解散表明も小池新党アピールの引き立て役にさせてしまう巧妙なメディア活用。

この二日間で、小池新党の話題は台風のような風を巻き起こし、震度7クラスの地殻変動を伴って、退屈になりかかっていた解散総選挙を一躍国民の衆目を集める場所に祭り上げてしまったのである。

小池インパクトによる効果は、今回の選挙をワイドショーに持ち込み国民的イベントにまで祭り上げたこと。
そして何よりも、安倍倒閣以外能がない日本の害悪、民進党を解体に追い込み、反日左翼勢力を孤立化させたことの功労は大きい。
これでは民進党の神輿を担いだ来たメディアも形無しである。

安倍総理と裏で握っていたのではないかと疑いたくなるほどだ。

ところが、ここまで順調過ぎるほどの展開だった小池戦略に誤算が生じてきた。

一つは、民進党代表の前原が、解散後の両院議員総会で提案した「希望の党への合流」と発言し、事前の根回しもあり大きな波乱もなく党が了承したことである。
リベラル側も「安倍倒閣という目的が一致するなら」ということで何とか納得したようだ。

ところが小池側にとって最も避けたかったのは「民進党との合流」というイメージである。

元々保守派の代表格だった前原にとって見れば、立ち位置を「改革保守」に置くと宣言した小池側に、かつての有力な同僚が次々と参加する流れを横目で見ながら、党存続に限界を感じたことが「合流」提案の引き金になったものと推測される。

前原は焦りのあまり、勇み足があった。
憲法改正と安保法を党是、綱領の骨格に据える小池新党の改革保守とは相容れることが不可能な、リベラル左派や旧社民党系もまるごと合流というニュアンスで説得してしまっているのである。

この模様はテレビでも大々的に報道されると共に、ネット界でもまたしても「第二の民進党」かと炎上している。
これは、小池が最も回避したかったイメージである。

小池にとっては、長島昭久や細野、松原のように自ら民進党に見切りをつけて離党し、政治信条の合う希望の党を選択した、という構図にしたいのである。

新党側は「組織丸ごとの合流はあり得ない。あくまでも個々の議員の政治信条や理念がわが党の方向に沿っているかどうか」を判断基準に「改憲」「安保法容認」の踏み絵を踏ませるとしているが、この前原提案とのニュアンスの違いは払拭されておらず、希望の党にとっていい迷惑であり、余分なイメージダウンを被ることになりそうだ。

そしてもう一つ。
与党が警戒し、安倍vs小池の対決構造に仕立て上げたいメディアの「小池総理待望論」であり、小池もまんざらではないことが見破られていることである。

世論は豊洲や五輪等課題を残したまま敵前逃亡することには批判的であり「二足の草鞋」についてメディアは追求の手を緩めない。

まだ始まったばかりであるが、矛先が安倍総理から小池百合子に移行したまま戦局は二転三転していくであろう。

小池百合子は両刃の剣である。
安倍政権への大きな貢献がある反面で、一歩踏み違えれば、政治手腕が未熟な素人政治家の選挙互助会、第二民進党となって政権交代するような事態なればそれこそ日本の危機である。

小池百合子が、国益を守る真の救世主なのか、はたまた安倍政権を撹乱するだけの存在なのか。
国民は核心をよく見極めなければならない。

もはや自民vs反日野党の時代は終わった。
今回の選挙戦。
これは、保守二大政党時代の幕開けでもある。

この記事へのコメント

  • なおと

    安倍総理にとって小池都知事は、敵の敵は味方といった利害関係はあるかもしれません。
    ただ、日本再生の大詰め、または日本再生を成し遂げた後(国内の反日勢力を駆逐)、総理の前に敵として立ちはだかる可能性もなきにしもあらず。
    なにより、小池都知事の笑みからは打算や野心ばかりが見えて、このブログのタイトルにあるような、大和心というものを感じられませんので。
    2017年10月01日 02:20
  • 芋瀬童子

    三投ご容赦下されたく。
    ネット上の記事を読んでいると小池女史を皆さん解りにくいようだ。無論私も明確な事は言えない、素人だから。そこを敢えて考えていることを書いてみる。
    1.日本の将棋は敵の駒を捕ったらそれを自陣の駒として使うことが出来る。
    2.雑兵の歩でも敵陣に突っ込めば、つまり使いようによっては成金である。
    これらは日本人の心理の底にある考え方だろうと思う。小池氏の無意識はそれを意識せずに意識しているかもしれない。
    3.中山成彬と言う極右の人が党内に居る。門番のようでもある。
    4.現在の日本の舵取りは議会制民主主義に拠っている。そこでは金一つよりも歩五つの方が【勝ち】である。小池氏の頭の中では『如何に美しい看板を掲げたところで【数をとれなければ】負けである』との打算がありはしないか?
    第一次安倍内閣発足の際、安倍総理は開口一番【美しい国日本】と言われた。高邁な且つ尤もな理想である。が、当時の国民はその高邁さに値しなかった。イエスさんは言った・・『豚に真珠を投げ与えてはいけない、豚は振り向いてむしろあなたに危害を加えるだろう』・・まさにその通りだった。この苦い経験を通じて安倍総理は老獪になった。類は友を呼ぶ、言わぬが花!、総理と都知事はもしかしたらウインクし合っているかもしれない。ともかく巷の雀には言いたいことを言わせておけ、先ずは議席を出来る限り多く確保、勝負はそれからだ、と小池氏は考えているのではないかな?
    この人はこんな人だ!と誰も明確に言えない、三人三様の評価をするようだがそこがまさにこの人の侮れないところだ。海道一の弓取りと言われた今川義元、家来は『このような功績にはこのように報いて下さるであろう』と予想してその通りだったらしい。一方、織田信長の場合、全く予想できなかったと言う。正体がはっきりつかめないことほど怖い事はない。連日のように希望の党について何かの話題があるのはまさにこれ、【党首が腹の底で何を考えて居るか今一つ分からない】だろう?

    譲れない二点がある。それについては門番を置いた。それ以外は、先ずは数、数こそ正義、数を取った者が勝ち、勝てば官軍!勝負はそれからだ、との打算!老獪且つこの度胸と強引さ、タダモノではないと私は思う。
    2017年09月30日 20:47
  • 特命希望

    度々申し訳ありません。
    小池新党(希望の党)に関して、既出の情報ですがそれらを総合的に詳しく解説している動画がありますので、情報提供として紹介いたします。
    虎ノ門ニュースです。勿論、この番組の立ち位置として、強力左翼批判派なので右フィルターがかかっているとは思いますが、聞き応えがあります。
    感想は人それぞれでしょうが、私は、「小池さん、国政進出前に都知事の仕事を真面目にやれよ。話はそれからだ!」と思いました。
    まあ、都知事選の時点では、小池氏以外にまともそうな候補がいなかったのは事実ですが。
    桜井誠氏が当選していたら、どうだったのでしょうか。
    それと、この番組の有本女史が私と同じ県出身という事が、妙に嬉しいです。
    こちらが動画リンクです。
    https://youtu.be/JeM6SDUniv8

    2017年09月30日 20:04
  • ハゲおやじ

    大和心様

    ご無沙汰しております。ハゲおやじでございます。
    改憲反対!安保法制反対!を声高に叫んでいた御仁達が、
    そろって真逆の政策の党へ鞍替えと…。彼らの厚顔無恥
    さに驚きを隠せません。政治家としてのプライドは無い
    のか!と。

    あくまでも個人的意見ですが、これだけ民進党から人が
    流れてくれば、やがて希望の党は民進党の残党に乗っ取られ
    るのではないでしょうか。そんな気がしてなりません。
    2017年09月30日 16:59
  • 芋瀬童子

    河野外務大臣、少なくともネット記事では今迄の外務大臣より頭一つ抜けて居ると思う。しかしこの人の前評判は保守層には大層宜しくなかったのではないか?人が語る誰かの評価などと言うものには気をつけなければならない。昔、イエスさんんも言っていた、人の言う事を鵜呑みにしてはいけない、自分で判断しなさい、と。
    或る記事によれば2016年から日本は弥勒の世に入ったと言われる。聖書の黙示録を見て居ても『否定できないかもしれない』と思う。聖書の場合、仮に弥勒の世、つまり新しい世界の王が(雲に乗って来る・・・即ち見えない状態で)王の座に着くと先ず何をやるかと言えばこれから自分が支配する世界の現状点検と掃除である。とすれば今は人類の分別が進行していると私は考えている。
    さらに、その王は先ず日本を点検、分別作業をしていると、私は考えている。その上で、無論その作業に人間を使う、故に政治家について言えば上記、新世界の王が『この政治家を廃棄するか、或はどう使うか?』と言う見方をしている。
    今、耳目を集めている小池都知事、この人の経歴を見ると非常に鋭敏な天秤のようだ。乗った、だがどうやらダメ、見込みなし、棄てた、でやって来て防衛省の掃除、二回にわたって都政の大掃除をやった。『今度は日本の国政の大掃除をさせよう』と新しい世の王は考えているかもしれない。都知事選挙が終わった時、人々は猖獗を極めて居た流行り病が終わった事に気着いた(無論気着かない人もいる)。都議会選挙が終わった時も似たような事が起こった。いずれの場合もそれまで主役だった人々が急速に忘れられた。・・まるで明治維新のようだ、・・歯牙にもかけなかった者共が日本を動かすようになり、殿様は忘れられた・・。
    この選挙が終わった時、都知事選挙、都議会選挙の終わった後のような状況に我々は気着くかもしれない。でも不思議なことだ、・・・神は自分に最も近いところから始められる、と聞いたことがある。世界の中ではそのひな型である日本、日本の中ではそのひな型である東京!
    妄言深謝!!
    2017年09月30日 08:58
  • アラミス

    うーーーーーん。
    なんでこの方人気あるのでせうか。本当に不思議です。
    都知事としての功績もなにも無いのに人気だけはあるというのが良くわからない…。
    単なる無能おばさんと思うのですが、そんなおばさんさえ相対的に良く見えてしまう、ダメ野党効果なのでしょうか。
    2017年09月29日 23:28
  • 特命希望

    今回の記事も主様の鋭い分析に基づく政局解説で、大変勉強になりました。
    私は、希望の党絡みの情勢の急展開について行けないといいますか、冷めた目で見ざるを得ません。
    そこで、稚拙ではありますが、私なりの観念論で世界情勢を俯瞰してみたいと思います。大風呂敷を広げっぱなしになってしまったら、御勘弁ください。
    まず大前提として「今年を含め前後数年間で、形而上の存在が、少なくともWW2以前から悪を為し天に罪を得た者もしくはそれと同じ民族に罪を償わせる時である、と決定した」と言えるかと。。。
    いくつか例を挙げますと・・・
    余命ブログに、「日本も加盟したパレルモ条約は、イタリアのマフィアが裁判官ファルコーネと同志らを暗殺したことがきっかけで成立」とありますが、今や単にイタリアの犯罪組織のみならず、世界中のテロリストにまで縛りをかけるものとなっております。(ISなど例外はありますが)
    そして、旧ソ連及び東欧諸国。
    共産主義に取りつかれ、圏域で民衆を弾圧したのみならず、アメリカや戦前の日本にまでコミンテルンを結成し、日本を破局に導いたことは、今や常識となっております。
    同様に中国も、戦前・終戦直後は通州事件に代表されるような日本人はじめ外国人に対する残虐な行為を行いました。
    スターリンと毛沢東は、人類史上最悪の大量殺人鬼といえるでしょう。
    それが、現在では、ソビエト共産党はとうに消滅し、中共も瓦解する可能性が高まっているのではないでしょうか。
    日本に対する償いとしては、ロシアは北方領土の返還(もしくは日本人の自由な経済活動を保証)、日米と強調して国際平和を守る。
    中国は、先般の北朝鮮への国連制裁決議よりさらに厳しい制裁決議案が出されても全面的に協力する、また在中日本人に危害を加えないことを確約することなどでしょうか。
    南北朝鮮は、四の五の言わず在日を含む海外の朝鮮人を引き取るべきです。
    さもなければ、国際社会からつまみ出されて半島に引き籠りっきりになっていてほしいものです。
    そして、アメリカ。
    二度の原爆投下、東京や沖縄その他全国各地で民間人を大量虐殺した罪。日本人は原爆二発分の復讐権を行使することなく、現在に至っています。
    アメリカが日本に対し罪を贖うとするならば、やはり今後も日米同盟を誠実に守り抜くとともに、我が国の核武装を容認、或は援助することではないでしょうか。
    トランプ政権の誕生は、偶然ではないような気がします。
    形而上の存在が、米国民をして正しい選択をさせたものと愚考いたします。媚中のヒラリーが大統領になっていたとしたら、良好な日米関係は終わっていたかもしれません。
    先日も、トランプ大統領が「国旗に敬意を払わないプロスポーツ選手は、会社がクビにすべき」と発言しましたが、正論であります。
    日本でも、君が代斉唱や国旗掲揚に反対する日教組は解体されるべきでしょう。
    まさにこのタイミングで、大和再生会の手で日教組委員長も外患罪で刑事告発されるとのアナウンスもありました。
    さて、我々日本人は、戦後偏向マスコミに騙され惰眠を貪ってきたツケを清算しなければならならないのは、明らかです。
    この度の衆院選で選択を誤れば、民主党時代の失われた3年間(私は、日本人が「失った」というべきであると考えます)の繰り返しです。
    鳩山民主の詐欺フェストをよく吟味することなく、麻生自民党を政権の座から降してしまった結果を引き受けねばならなかったのは、必然のことであったのでしょう。
    私は、鳩山の人相風体が胡散臭すぎたので、民主には投票しませんでしたが。
    ともかく、希望の党というにわか作りの新政党に惑わされて選択を誤るようならば、日本は終わります。
    以上、長文にて申し訳ありません。


    2017年09月29日 22:16
  • 俄然おもしろくなってきましたね。左翼界隈の右往左往が目立つようです。内ゲバも始まるかもしれませんし。

    選挙は読めませんけど自民党は議席を減らすにしても大負けはない気がします。

    我々もここまでくると肚がすわっていないと右往左往することになりますから日本再生の一念でいきましょう。
    2017年09月29日 18:50
  • CatmouseTail

    このタイミングで北朝鮮に動きが。神の御意思なのか何なのか。投票日までには発射を含め、もう少し具体的な動きがあるかもしれませんね。政局も含め、色々な出来事が安倍政権継続を支えるように流れているような気がします。反日陣営(日共、社民、民進崩れ、小沢一派)はこれでもまだ「対話ガー!」と叫び続けるのでしょうね。

    北朝鮮がSLBM発射準備か、「38ノース」発表
    ソース: https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170929-00000098-jnn-int
    9/29(金) 12:34配信
     北朝鮮でSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験の準備が進められている可能性があるとの分析を、アメリカの北朝鮮分析サイト「38ノース」が発表しました。
     アメリカの北朝鮮分析サイト「38ノース」は28日、北朝鮮西部の南浦(ナンポ)にある北朝鮮海軍の造船所をとらえた衛星写真を公開しました。
     今月1日に撮影された写真ではSLBM実験用の発射台の周辺にシートのようなものがかけられ、建設作業が進められていると分析されています。さらに、21日に撮影された写真では発射台に動きはないものの、大型のクレーンが設置されています。
     この数週間の間にも作業は進行しているとして、「38ノース」はSLBMの発射実験の準備が進められている可能性があると分析しています。
    (29日11:02)
    2017年09月29日 16:29
  • 芋瀬童子

    本日の【まるぞう備忘録】”ヨットはどうして風上に向かって走れるか”をご一読!!ものごとは表面だけでは分からない。
    2017年09月29日 15:01
  • ATD-X

    小池さんは汚○さんに頼まれたのかな。
    と言っても民進党の濃度が高まれば、第2民進党との疑惑の目にさらされるでしょうね。
    今回も自民を応援したいと思います。
    2017年09月29日 09:17
  • CatmouseTail

    予想通りと言うか何と言うかw
    今起きている流れは、かつての保守合同の逆向きのように見えます。
    希望の党が真の保守政党になれるのか否かは定かではありませんが、少なくとも反日勢力の隠れ蓑たる民進党を破壊した事実だけは認めてあげたいですね。共謀罪、パレルモ条約を経て、日本は本格的な除鮮に進めるものと思います。
    これらの動きに対し、日本共産党は発狂しているようで、おそらく、今般の選挙でその本性を見せ始めるのではないかと少し期待もしています。何せ隠れ蓑に使ってきた民進党が消えてしまうのですから、もう隠しようがありませんね。しばき隊も反日市民団体も十把一絡げですねw
    2017年09月29日 08:03
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